「直(なお)」「海翔(かいと)」のご報告
皆様に応援頂き、当協会の使役犬になる為に育成してきました「直」「海翔」がリタイア(引退)することが決定しましたのでご報告致します。
本年の2月と3月に広島県、高知県の保健所で殺処分を待つ身であった4頭の犬を保護し、皆様から頂戴しましたご寄付で育成を開始してから早いもので半年が経ちました。
7月下旬には、こちらで使役犬になる為に最初に受験する「潜在性テスト」を行いました。
「潜在性テスト」とは、人や犬に対して攻撃性を持っていないか、また触られることがその犬にとって大きなストレスとなっていないかを調べるテストです。
保護した犬によく見られる、特に男性に対しての恐怖心が克服する事が出来ないという傾向が「直」「海翔」に現れていましたので、残念ながらこのテストに合格する事が出来ませんでした。
ゆっくりと時間をかけて育成する事も出来るかもしれませんが、この2頭の生い立ちや今後の犬生も考えて、8月中旬にリタイアさせ一般家庭への譲渡を決断致しました。
「直」「海翔」のスポンサー様へのご報告を優先いたしましたので、HPでのご報告が遅れました事、お許し下さい。
「直」は日頃からお世話や訓練を担当した元職員に譲渡が決定致しました。
「海翔」は一般のリタイアウォーカー様に譲渡する予定です。
また、「龍馬(りょうま)」「希(のぞみ)」の2頭は問題なくテストに合格しましたので、今後も「災害救助犬」「セラピードッグ」になる為の育成が続けられます。
これまでに頂戴したご寄付は、「龍馬」「希」の今後の育成と、同じような境遇の犬達を1頭でも多く救う為に大切に使わせて頂きます。
今後も当協会の活動にご理解を頂けます様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。