【平成30年7月豪雨災害活動報告5】
今回の災害にて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対し心よりお見舞い申し上げます。
7月11日の午後、広島市消防局からの要請で赴いた安芸郡坂町小屋浦の現場は、土石流により膨大な「マサ土」が住宅地に流入した、想像を絶するほどの家屋倒壊現場でした。
捜索の範囲は広大で、この現場でも複数の行方不明者がいるとの情報でしたが、捜索依頼箇所が離れていることもあり、6頭の犬たちでその全てを網羅することは残念ながら出来ませんでした。
私たち日本レスキュー協会は、災害救助犬の派遣に関して多くの自治体と協定を締結しています。
この現場には、協定のある広島市消防局や大阪市消防局を含む大阪府隊も応援に入られていて、有益な情報をいただけたりいただく事ができました。また、安全管理も徹底されており、円滑な活動を実施する事ができました。
本日も犬たちの明確な反応は得られませんでしたが、また明日12日も救助隊の活動の前に捜索を実施するという方針となりました。明日はまた全国から救助犬の団体が応援に駆けつけてくれる予定です。うまく調整しながら全ての現場を確認できるように努めます。
犬たちも隊員も少し疲れが見え始めましたが、撤収まで気を引き締めて要請にお応えします。
※現場は非常に危険ですが、必ず公的救助機関の指揮下に入り、
隊員の安全はもちろん、災害救助犬の安全も最大限に確保し捜索活動を続けます。
もしもの時のため、VMAT(災害派遣獣医療チーム)様にご協力いただき
近隣の獣医師様のサポートも確保出来ています。
※今回は、救犬JAPAN(隊員1名 災害救助犬1頭) https://m.facebook.com/9DJAPAN/
NPO法人救助犬訓練士協会(隊員2名災害救助犬3頭)https://www.facebook.com/rescuedogrdta
との合同チームで捜索にあたっています。
最新情報はFacebookにて現地の隊員により随時UPされております。
引き続きYahooネット募金へのご支援をどうぞよろしくお願いたします。