【能登半島豪雨:ペット支援活動③】
ペット支援チームでは、奥能登地域で大雨の被害にあわれたペット世帯の方の支援を継続しています。
26日、輪島市門前町の孤立地域から避難されてきた方々を避難所でお迎えしました。
この避難所では、行政の判断により、一室をペット世帯専用の避難スペースとして確保されています。
集団避難実施にあたり、行政の方から「避難所の一室をペット同伴部屋にするので知恵を貸してほしい」とお声掛け頂き、当日の開設と受入れのサポートを実施しました。
私たちは地震の後からこの地域でペット支援を継続しており、行政の方に対して避難所のペットの状況などについて情報共有を密にしてきました。
今回、ペット同伴避難スペースの確保がとてもスムーズで、事前準備ができたことは素晴らしい取り組みだと感じています。
市の担当の方からは、「ペットがいるから避難しない、という事態は避けなければならない」とお聞きました。
到着したペットたちは、一般の避難者さんと別の入り口からお部屋へ入りますが、その入り口前には地震でできた大きな段差が…。
市の職員さんも含めたみんなで、あり物のブロックや土嚢で階段を作り、ワンちゃんが上手に登れた時には、自然と笑顔と拍手が起こりました。
避難されてきた飼い主さんは、「仮設に入ったばかりなのに、またこんなことになるなんて…」ととてもお疲れのご様子。
電気もなく、水もなく、電話も通じない数日間はとても心細かったとおっしゃっていました。
ただ、「この子たちを預けることも考えるけど、やっぱりこの子たちがいたから、今まで頑張ってこられた」と愛しそうにワンちゃん、ネコちゃんを見ておられました。
しばらくすると、ネコが大好きという別のお部屋の学生さんとの交流も生まれ、和やかな雰囲気となっていました。
地震災害から立ち直ろうとしたところに起こった今回の豪雨災害。
現地の人の心労はとても計り知れませんが、私たちに出来るサポートをしっかりと継続して参ります。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
◆能登半島豪雨災害への寄付・募金についてはこちら
https://www.japan-rescue.com/2024donation_noto-heavy-rain/
◆Yahoo!ネット募金についてはこちら
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5020022