【令和5年7月豪雨災害に関するペット支援チームの活動報告④】
日本各地で発生している豪雨災害で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
日本レスキュー協会ペット支援チームは、福岡県・佐賀県の被害があった地域で、ペットを飼われている世帯に対する支援活動を継続しております。
【更新:8月20日】
8月17日は、佐賀県唐津市にて活動を行いました。
災害ボランティアセンターと佐賀災害支援プラットフォームの協力の下、被害があった各地区の区長さんにご連絡し、一部の地域の公民館、合計6か所にペット用物資を設置させていただくことができました。
設置した物資は、たくさんの方のご協力により集められました。
以前にも区長さんのご協力でチラシを配布していましたが、今回は、「ペットの災害対策ガイド」のパンフレットも一緒に設置させていただきました。
飼い主さんに、日ごろの備えにも取り組んでいただきたいと思います。
また、唐津市では行政や社協の方とお話しする機会もありました。
今回の災害では、ほぼすべての飼い主さんが「ペットの支援があるとは知らなかった」と仰っていたように、活動の中で「ペット支援情報の伝わりにくさ」を痛感しました。
災害で家が被災すると、災害ボランティアセンターに家屋復旧の相談をすることがほとんどですが、この相談のタイミングで、その世帯がペットを飼っているかどうかがわかれば、ピンポイントに情報や支援を届けることが可能になります。
このような事も行政や社協の方と共有し、被災された方に対する聞き取り調査に「ペットを飼っているか」の項目を追加するなどの取り組みに関してご提案しました。
【更新:8月17日】
久留米市で連携団体の調査に同行し、住民さんへの聞き取りを行った際には、多くのお宅で「預けているけど実はペットを飼っている」「隣の家に犬がいる」というお話しをお聞きしました。飼い主さんに直接お話を伺うと、支援を必要とされている場合がほとんどです。
ペットの困りごとの「見えにくさ」を今回も実感しました。
持参した物資をお渡しすると「とても助かります」と喜んでいただきました。
また、この期間は範囲を広げ、福岡県広川町でも活動しました。
広川町は報道こそ少ないですが、被災件数は250軒を超えており、多くの支援が必要とされる地域です。
連携団体からの紹介で、ワンちゃんと一緒に避難されている方に物資をお届けし、とても喜んでいただきました。
そこからさらに地元社協にもお繋ぎいただいたことで、私たちの活動を知っていただくことができました。
必要な方に支援が届くよう、社協さんにも支援チラシをお渡ししました。
15日には、竹野校区コミュニティセンター駐車場をお借りして、ペット災害危機管理士会によるトリミングカー派遣が実現しました。
計6頭のワンちゃんにシャンプー、カット、爪切りなどのケアを実施。
「ペットサロンに行けていなかったのでとても助かる」「来てよかった」と皆さんおっしゃっていました。
までお問い合わせください。
ご支援をいただきました皆様、誠にありがとうございます。