保護犬「希(のぞみ)」について
◆名前 |
希(のぞみ) |
◆性別 |
メス(H27 6月4日避妊済) |
◆生年月日 |
2014年8月(推定) |
◆犬種 |
MIX (柴系) |
◆特徴・経歴 |
高知県中央小動物管理センターから引き取り。 一番小さいけど人が好き。 セラピードッグになるための訓練を実施。 |
希は2024年3月をもって引退することとなりました。
2015年3月に高知県中央小動物管理センターから、殺処分される予定だった3頭の仔犬を緊急保護いたしました。3きょうだいの中で一番小さな女の子に「希望に溢れる未来になるように・・・」との思いを込めて、「希(のぞみ)」と名付けました。
保護当時、人の手からおやつを食べることも出来ない程怯えていましたが、毎日人と接する事によって、徐々にスタッフになつくようになり、1ヶ月後くらい経つと、スタッフの姿を見つけると元気いっぱいシッポを振ってくれる程になりました。
ただ、少しずつ人と触れ合うことに慣れてきたものの、知らない人や知らない場所には怖がってしまう希ちゃん…。
きょうだいで7月に受けた潜在性テスト※で課題はあったものの無事に合格。少しずつセラピードッグになるための訓練を進めました。
訓練と言っても、希にとっては遊びの延長。ボールで遊んだり、おいかけっこをしたり、ダンスをしたり・・・「楽しいこと」をたくさん経験し、覚えていきます。
「セラピードッグハウス」では、先輩犬が人と楽しくふれあうのを見て、「ふれあいは怖くないんだ」ということを学び、自ら人との距離を縮める様子が見られ、大きな成長を感じていました。
「セラピードッグハウス」では、先輩犬が人と楽しくふれあうのを見て、「ふれあいは怖くないんだ」ということを学び、自ら人との距離を縮める様子が見られ、大きな成長を感じていました。
希のペースでゆっくりと時間をかけて育成し、周りの人を自然と笑顔に出来るセラピードッグになってくれるようにという願いとともに、様々な場所で共にお仕事をしました。
きょうだいと比べて小柄な希ですが、これまで大きな病気などはなく、健康に過ごしてきました。
シニア期に差し掛かり、少しずつ体力や足腰の衰えが見られるようになり、10歳を迎える前に引退を決めました。
引退後は、ハンドラーの家族の一員として、2022年に引退したきょうだいの「龍馬(りょうま)」が暮らす家に迎えます。
※「潜在性テスト」…犬が潜在的に持つ、主に人や犬への攻撃性を調べるテストで特に人と接する仕事では合格は必須とする
希の育成へのご支援ありがとうございました!
当協会では、保護した犬たちに対して、「災害救助犬」「セラピードッグ」になる素質や可能性を探りながら、幸せな犬生にしてあげたいと思っています。
これまで希には、たくさんのご支援や、「お勉強、頑張ってね」「たくさんの人を笑顔にしてね」「お友達といっぱい遊んでね」といったあたたかい応援メッセージをいただきました。皆様方のたくさんのご支援があったからこそ、希とともに活動することができました。心より感謝申し上げます。
希のためにいただいたご寄付は、希が健康で元気に日々のお仕事や訓練に臨めるように、育成費用として使用させていただきました。引退後に残る分は、これから先、保護された犬の中からセラピードッグや災害救助犬を目指す後輩犬たちのために、大切に使用させていただきます。
長きにわたるご支援、本当にありがとうございました。