【社会課題への取組み:災害救助犬を活用する新しい救助体制の構築に向けて】兵庫県下国際消防救助隊合同訓練参加

2月1日、兵庫県下国際消防救助隊合同訓練へ参加しました。

この訓練では、国際消防救助隊登録隊員(尼崎・西宮・姫路・神戸)の方々が知識及び技術向上の為、災害救助犬チームとの連携について訓練を実施されました。

「災害救助犬を人命捜索の一つの手段として活用する」。実際にどのように対応したらいいのか。どのように連携したらいいのか。救助犬は本当に有効なのか。今回の訓練を通して、救助隊の皆様に救助犬の能力、また、弱点にも触れて頂きました。

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 (神戸市消防局より、訓練前に災害救助犬についてご説明頂きました。)

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(チーフハンドラー1名、ハンドラー4名、救助犬4頭が参加)

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(情報共有、計画の話合い、活動報告。救助犬への理解を頂けたからこそスムーズに出来ました)

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(災害救助犬による捜索。2カ所において反応を示しました)

救助犬の活用について、まだまだ認知は進んでいません。私たちは、少しでも広く救助犬を知って頂く為に「災害時における出動協定」を様々な自治体と締結しています。23年間の活動で50の自治体と締結しました。

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ですが、全国的にみると僅かな地域です。九州北部豪雨災害や熊本地震では協定がなく、活動にも随分と苦労しました。もっともっと活動を発展させていかなければならない、そう痛感しています。

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救助関係者の皆様、行方不明者を捜索する時、災害救助犬を一つの手段として躊躇せず取り入れて下さい。要請したが必要なかった、という現場があっても当然です。人海戦術、探査カメラ、電磁波、救助犬、単一のリソースでは困難なことも、様々なリソースを組み合わせることで発見に繋がる可能性は大きくなるのです。

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今、私たちは災害救助犬が人命捜索の一つの手段として運用される社会を目指し、まずは兵庫県内において運用を標準化させようと取り組んでいます。今回の訓練は、この標準化に向けて大変有意義なものとなりました。お声掛け頂いた神戸市消防局の皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます。

今後も、公的機関との連携訓練が必要です。また、この社会課題の解決には、より優秀な犬の育成、犬とともに現場で活動するハンドラーの知識や技術向上も欠かせません。

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このプロジェクトへご賛同頂ける企業様、支援者様、社会への発信としてこのプロジェクトを取材して頂けるメデイア関係者の皆様を探しています。

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(水が無くてもご飯を作ることが出来る「まさか飯」は、株式会社わんわん様よりご支援頂いています。訓練の昼食は現場を想定し、非常食を食べました)

ご関心を持って頂ける方がいらっしゃいましたら、rescue@japan-rescue.com(高木)までお寄せ下さい(ご質問等も受付ております)。

救助犬団体が抱える社会課題を、皆様と一緒に解決させて下さい。拡散に協力して下さい。

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お力添えをお願いいたします。

(過去の私たちの取り組みはこちら:http://urx2.nu/IAQJ

 

 

 

 

 

 

 

 

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