佐賀県での活動
活動展開
災害時の活動
近年、多発する自然災害は今後またどこで発生するかわかりません。
日本レスキュー協会は、九州内で連続して発生した熊本地震(2016年)、九州北部豪雨災害(2017年)に対して、発生からこれまで支援を継続しています。
このように災害対応という一つの活動を例にとってみても、災害救助犬の育成を拡大しておけば、その地域の防災・減災力の向上に寄与できますし、有事の際は早急に対応することが出来ます。また被災地で多様化する課題に対して、セラピードッグ事業・動物福祉事業がお手伝いできることは沢山あります。
拠点の拡大は、その地域により密着した活動が展開できるということです。
日常の活動
災害救助犬の育成の中で公的救助機関との顔の見える関係の構築や兵庫県で推進している災害救助犬の標準化に関しする事業を展開します。この中で公的救助機関と日頃からの意見交換や連携訓練、訓練施設の相互活用も視野に入れ有事に備えます。また佐賀県に既に存在する災害救助犬従事者にとって中間支援的な立場を取りながら連携を図ると共に、既に存在する課題に対して協働して解決に導きます。
セラピードッグの育成や派遣にも注力します。すでに佐賀県内の幾つかの施設からセラピードッグの派遣について依頼されていることもあり、潜在的にはかなりの要望が存在していると考えています。この活動に関しては県民活動として広く位置づけ多くのボランティアを巻き込んだ活動に発展させるため、これまでの実績やノウハウを惜しみなく提供することで支援者の数を増やし、多くの要望に対して応える予定です。
またこれらの活動を展開する中で、公共の場でのペットのマナーアップや最低限必要なしつけについて発信し、それが被災した時のペットとの同行避難に役立つということを啓発します。これらのことは地道な活動ではありますが、昨今問題となっているペットの遺棄や処分に関して間接的に寄与できると考えています。