岡山県玉野市と協定締結

2019年3月27日、岡山県玉野市と「災害時における災害救助犬及びセラピードッグの出動に関する協定書」を締結いたしました。

全国では、51番目、岡山県内では5番目となります。

昨年の平成30年7月豪雨災害では、協定を締結していた広島市と約1か月もの期間連携をとり、捜索活動に従事しました。協定がなければ、スムーズな連携が出来ていなかったかもしれません。協定は、有事の際、その街へ災害救助犬を派遣する為の第一歩となります。

(平成30年7月豪雨災害)

災害救助犬は、阪神淡路大震災後、多くの人の努力によって少しずつ普及し始めたたものの、地域によっては弊害も多く、有効な運用に程遠い現実を突きつけられることも珍しくありません。

過去の災害でも、被災した自治体が災害救助犬を知らなければ、打診をしても要請を受けられなかったり、有効な運用がされなかったり、幾度となく歯痒い想いをしてきました。

犬の能力が広く認められ、救助チームの一部として活用されているアメリカやスイスに比べて、日本はまだ発展途上の段階です。

(右下が救助犬のマーク。犬の評価が高く、救助チームの一部に組み込まれている。)

だからこそ、このように行政と連携して一つでも多くの町に災害救助犬を広め、災害時に備えていきたいと思います。

日本レスキュー協会は、災害救助犬を育成し派遣するだけでなく、捜索救助活動の一つの手段として災害救助犬が当たり前のように運用され、災害時助けられる命を一人でも多く救える社会を目指し、様々な活動に取り組んでいます。

(神戸市消防局救助隊との意見交換)

一つでも多くの自治体に理解が得られ、玉野市のように協定を締結出来るように、これからも努めていきます。

(協定式に出席した災害救助犬「J])

今後とも、応援宜しくお願い致します。

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