日本レスキュー協会 佐賀支部

平成30年6月1日、日本レスキュー協会は、佐賀県の施策であるCSO誘致の第7号として、佐賀県に進出します。

「犬とともに社会に貢献する」という理念のもと、関西圏を中心にこれまで23年の活動の中で培ってきた知識や技術をもって、人にとって最も身近な動物である犬とともに、佐賀県内ひいては九州圏内の様々な社会課題の解決のお手伝いをします。

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佐賀県知事と協定締結

はじめに

人にとって最も身近な動物である犬との関係は4万年もの太古から始まったと言われ、人と犬は長い時間をかけてお互いに進化しながら、種を超えた素晴らしい関係を結べるようになったと考えられているようです。

古くからの働きとして狩猟や牧羊をサポートする犬のことがよく知られていますが、17世紀頃からは救助犬や軍用犬の育成も始まったようです。

このように人と寄り添いながら進化してきた犬たちは、現在でも様々な場面で人間社会をサポートしてくれています。

もちろん私たち日本レスキュー協会の活動の中でも、犬が中心となって様々な社会課題の解決に力を貸してくれています。

災害救助犬は、他に類を見ないほどの素晴らしい嗅覚や、作業意欲、従順性をもって行方不明者を捜索し、尊い命を守るために働きます。

セラピードッグは、友好的で社会寛容性(他者の存在を受け入れる)があり、容姿やしぐさが愛らしいという犬の能力を活かして多くの人たちに安心や笑顔をお届けします。

このように人と犬との調和や絆の形成をもってお互いが共生できる存在であると考えられます。

しかし、このように犬が人間をサポートしてくれている傍らで、多くの犬を含む動物たちが人間の身勝手によって殺されているという現実があります。この不幸な動物たちを救えるのは、共に生き動物たちに力を借りている人間の役割であると考え、私たち日本レスキュー協会は動物福祉の活動も展開しています。

このような3つの取り組みを柱として活動することで、現在の日本であるべき「人と動物の真に共生する社会」を目指すことが、わたしたち日本レスキュー協会の努めだと考えます。

わたしたちが向き合う社会課題とその解決方法

  • 災害発生時に迅速に対応できる災害救助犬の育成を拡大し、有事に備えること
  • 災害救助犬がより良い活動ができるように、行政や救助機関との平時から顔の見える関係を築いておくこと
  • 災害救助犬は、民間育成が主流であり公的な援助が殆どないことを是正すること
  • セラピードッグに対する病院や福祉施設からの要望にお応えすること  (既に幾つかの福祉施設や病院関係者からの派遣依頼があります)
  • セラピードッグを導入したいが、何処にお願いしたらいいのかわからない
  • 熊本地震や九州豪雨災害の被災地に寄り添いながら、被災者からの様々な要望にお応えすること
  • この活動を全国的に広めることで、認知度を上げること
  • これらの活動を通じて、「人と犬が真に共生する社会」を目指すこと

新たな拠点を構えこの活動を広げていきます。

日本レスキュー協会は関西圏を中心に23年間活動してきました。

長くこの活動が継続できているのは、世の中にそれだけ多くの課題や要望が存在し、それに対して私達の活動が必要であると認められ、そして多くの方々に理解されご支援をいただいているからです。

私たちは、これまでの活動の中で培った経験・技術・知識を持って、広く皆様のお役に立てるように活動地域を拡大します。

先ずは佐賀県から

日本レスキュー協会が培ってきたノウハウをもって活動地域を広げることで、更に多くの方々のためにお役に立てると考えています 。

佐賀県には、私達のようなCSO(civil society organization)と呼ばれる市民社会組織が、活動しやすいという施策や土壌があり、既に複数の団体が、佐賀県施策であるCSO誘致を活用して拠点を構えています。

私たちは佐賀県の施策を有効に活用させて頂きます。

→佐賀県のCSO誘致事業

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